自閉症の息子が落ち着く場所

息子のこと

うちの息子は、自然が落ち着く1番の場所のようです。

最近よく、森にいきたいと言う息子。

フランス語で「Je veux aller dans la forêt」と言います。日本語でも言ってほしいですが。

自然が静かで落ち着くのか、時々緑の多い場所に行きます。

以前大雨が降ったあとの形跡が

自閉症とは言っても、千差万別。

特性はあっても、1人1人のこだわりや好みは色々です。

日常のストレスを理解してあげる

息子の保育所は、4.5歳児を同じ部屋で保育所しています(市の方針だそうです)

幼児の数がそれぞれ25名ずつなので、先生も合わせて50人以上が部屋にいます。

かなり賑やかで、息子は部屋に入りたがらず、外の小さなテーブルでぽっとん落としをしています。

バルコニーに出たり、逆に教室に人があまりいない時には入っていきます。

保育所なのでどうしようもないのですが、本人にはこの賑やかさがストレスのようで、毎日行き渋ります。おしっこもうるさいところではできず、いまだにオムツでしています。

家や外出先ではやっとどこでもできるようになりましたが、やはり保育所ではできずにいて、この原因も周りの音のようです。

先生も

加配の先生
加配の先生

疲れるだろうと思います…。

と、おっしゃっていますが、1人別室保育があるわけでもなく息子にとっては耐えるしかない状況。

自閉症の子は、過敏性により頭がフル回転してる状態だそうで、普通の人にはない疲れも多いそうです。

家はほっとできる安全地帯

以前、医師に

医師
医師

家では本人のしたいようにさせてあげてください。「ここでは落ち着ける。」と、自分の安全基を持つことが、本人にとっては大事です。

と言われたことがあります。

しつけという面では、全てを許すのはどうかと思いましたが、保育所での息子を見ると、やはり家ではしっかり休息を取るのが大事だと思いました。

私も、大きい声や音を控えたり、照明をオレンジにして薄暗くして神経が休まるようにしています。

普段とイレギュラーなことがあった時、例えば参観や行事のあった日は興奮して暴れたり、寝つきが悪くなります。

過敏というものは、疲れるものなんですね。この特性はなくなることはありません。

なので、今後の人生とも上手く付き合っていかないといけない上で、しっかりとクールダウンできる方法を、見つけていく必要があると感じています。

思いきり体を動かして発散する

運動によって良い刺激を受ける

家の近くの川沿いです。

以前にも投稿した、こちらの河原です。お気に入りの場所です!

私は水曜日が少し早帰りのため、早めに迎えに行き、そのまま川沿いを走りに行きます。

本人も自然の中をジョギングすることで、発散し、体力を使うことで、寝つきがよくなりました。

ただ、私も一緒に付いて走らなければならないので、体力勝負です。

早足で進みながら、季節の花や、散歩している犬、泳いでるカモに目をやりながら、自然にリフレッシュできます。

あまり草木には興味がありませんが、特にカモは好きなようで、「かわいいねー」とよく見ています。

以前作業療法士の方に、「水がすきな子は、お風呂に浸かったりすることで、ストレス軽減になる」と聞いたことがあります。

息子も、水が流れる様子が好きで、コップからコップに水を移す作業を3時間もやっていたことがあります。

トイレを何度も流す子もいるそうです。(ちょっと水道代が気になりますが‥)

プールは固有感覚を刺激するので、おすすめです!

自閉症児用着圧ベスト

「テンプル•グラディン」という実在の人物(高機能自閉症の教授で、家畜にストレスがかからない施設を発明した人)の映画で、体を圧迫されると落ち着く事ができる人もいる事を知りました。

うちの息子は特に圧迫をかけると安心する。というわけではないので、使用したことがないのですが、

以前通っていたリタリコでは、着圧ベストのレンタルをやっていました。圧迫されると落ち着いたり、そうでない子もいたり…。テンプル・グラディンさんは、圧迫されると落ち着いたそうですが、スキンシップは苦手だったそうです。

「圧をかける」というと、ギューっと抱きしめてあげたらいいかと思えば、それが苦手な場合もあるのですね。

なんにせよクールダウン方法がなにかしらあるのはいいことだと思います。

頭がフル回転している状態、想像できますか?

なかなかの疲労だと思います。

側から見ると、「この子大丈夫かな?」と思われる行動でも、本人は理由があってやっていると思われます。

ピョンピョン飛び跳ねる場合は、刺激を求めている。

自分から1人ぼっちになる時は、静けさを求めている。

話せないのでもどかしいですが、子どもの変化を観察しながら、ストレスを柔らげてあげたいと思います。

急に独りでぼーっとしている時は見守ってあげる

わーっと遊んでいたかと思えば、急に私を離れて、少し距離のあるところへ行く様子は、4歳くらいの時から見られました。

私も最初は「疲れたのかな」「飽きたのかな」と少し心配になりましたが、保育所でもこのような時はよくあるそうです。急にぼっちになるので、なんだろうかと思っていましたが、クールダウンしているようです。

遠くから見守っています。

独りの時間が必要なようです。

オン・オフ。睡眠・栄養。どれも大事な要素ですね。

うちの息子の場合を綴らせて頂きましたが参考になると幸いです。最後までありがとうございました!

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