子どもに異変を感じたのは2歳くらいの時。
3歳で保育所から指摘を受け、心理テストや療育手帳が出たころには4歳になっていました。
母子家庭の上に、フルタイム。時々不安や忙しさに押し潰されそうになります。
しかし、自分が崩れてしまうと、全てに影響する、息子にも経済的にも。
自分がしっかりしなければ!と意気込むほどにプレッシャーが増し、悪循環‥
子どものためには療育本や教育本はよく読むのに、自分が後回しになるのはよくあることですが、自分のことも同時によく観察してケアしていく必要があります。
自分のケアも怠らずに日々小さな幸せを探して暮らしていきたいと思います。死守すべきものは心身の健康です!
今回は私が意識している健康法をご紹介したいと思います。
休息とリラックス 自分にもご褒美を
仕事をしていると、どうしても繁忙期や対応に追われる時があり、帰ってからもさらに即夕飯作りにお風呂に…ノンストップで、育児を含めると事実上週休ゼロなシンママです。
しかし、これも無理していてはいつかバテてしまいます。倒れる前に事前に休息することを忘れず、特に日曜日には無理はしないことを心がけています。休むのを義務としています。
リラックス法は人によってさまざまだと思いますが、私が自分のメンタルのために色々調べて実践し、あらゆる人に効果的なのは運動とポジティブ日記です。
過去記事にも書きました。
人や環境を羨んでいるとキリがなく、幸せは毎日の日々の中で見つけるものだと深く感じています。
「シングルで自閉症児を育てる」容易いことではないですが、日々のプラスの部分を文字にすることで、自分の厳しい環境の中でも、恵もきちんと受けていることを確認できます。
あともう一つは、運動です。
唯一の自己投資として、ジムに通っています。今で3年ほど経ちます。
週2回ほど、子どもを保育所に送ってからジムへ直行。仕事が遅出の日もあるので、その時にとばかり、週2で1回あたり40分の運動を行っています。筋トレ10分、ジョギング30分。この運動のおかげで、ストレスがあっても筋トレの負荷と同時に「えいっ!!」と邪気を外に出せるような感覚です。笑
ジョギングは、そんな早いペースではなく、疲れすぎない程度に30分で4キロくらいの距離を走っています。心地よい汗をかくくらいです。これも汗と共にストレスが外に出ている感じがして、すきっとします。運動してれば結構たくさんのことが解決できるんだと思います。
こちらの書籍からモチベーションを頂きました。
ジムに通っているのは、自己投資の一部です。ちゃんと通えるのか続くのか、家計も考えた上で、今もやってて後悔のない習慣となりました。体力・健康・美容がこれで網羅できると思えば安いです。
その他には読書もオススメです。
お気に入りのジャンルの本を読むことは、リラックスに繋がります。私はKindle Unlimitedを使っています。本を読むこともまた、気持ちが浄化されます。
相談相手を見つける
「人に話す」と、意外なアドバイスをもらったり、体験談、知恵を得られることがあります。
特に期待していなくとも「言ってみるもんだな」と思うことも結構ありました。
しかし、相談相手は、自閉症の知識のある医師や、作業・言語療法士、カウンセラーや、同じ自閉症の子育てをしている方に話すのが、私の経験上無難です。
私も小さい子を見ている講師ですが、私の働く現場でも、発達障害を疑う子は数名いるのですが、私の職場の同僚や経営者は、定型児を教えて育てた経験はあっても、発達障害に関してはプロフェッショナルではありません、長年教育に携わった人でも、障害にどう対処するかはわからない。というか、知識や経験がないのが現実です。場合によっては「家でわがままばかり言わせているのでは」「ちゃんと躾をしていない」という目で保護者を見てしまう傾向があるのです。
自閉症をある程度理解できている方に相談するをお勧めします。
適切なアドバイスをしてくれたり、親のメンタルも考慮してくれるからです。そしてニーズに応じて子どもへの対応を変えてくれたり、そこから支援計画をたててくれたりします。
私は昔からの友人で、息子と同じASDの子を持つママ友がいます。
時々連絡を取りながら、日常の困りごとの対処法や、療育に役立つツールなど、情報交換をしています。
自閉症児のサポートネットワーク(コミュニティー)に入る
ここからは、実践的な部分になります。
ASDの子どもを持つ家族が集まり、情報交換をしたり、相互支援をするネットワークです。
例えば、オンラインコミュニティーはSNSで見つけることができます。ブログ、Twitterを通じて定期的に情報交換をしたりします。最近ではインスタライブでも発達のお話や悩みを共有できるようになりましたね。私もフォローしているインスタグラマーさんがおり、その方のライブを視聴したりしています。
息子が通っていた「リタリコ」さんでは、オンラインで色々な勉強会をやっています。通塾生ではなくても参加できます。下記の公式サイトのイベントのところをご覧ください。
私も以前、ZOOMで参加しましたが、私のようにシングルでASD児を育てている方もたくさんおられ、悩んでいるのは自分だけではないというのを再確認しました。
希望すれば、個人面談もしてくれましたので、日常生活のことや、修学のこと、気になる講座に参加してみるのもお勧めです。将来のことに見通しがついてくると、準備ができます。
私はフルタイムで働いているため、対面での勉強会や集まりには参加が難しかったので、オンラインで家から参加し、色々なことが知れるのは助かりました。
ローカルでは、地域に基づいたコミュニティで、対面式で話せるグループや親の会があります。
インターネットで「自閉症、サポートグループ、地域名」を入れて検索すると、地域に基づいたグループが表示されることがあります。
学校や保健所、療育現場に相談してみても、紹介してくれるかもしれません。地域の図書館や掲示板、保健、医療センターでも情報が入手できたりもします。
人の力は時に偉大です。くたばってしまいそうになっても、人とふれあい、知識やパワーを得ると、立ち直れることもしばしばです。
頼れるものには頼る。市のファミリーサポート制度を活用
子どものケアに忙殺されそうな時もありますが、自分のために時間を使い、自分のケアをするためにも、頼れるものには頼りましょう。日本はまだまだ「子育ては母親がするもの」という意識が強く、食事の用意や掃除洗濯まで、きちんとやってこそ母親という像が未だに残っています。
もちろん!それをできたらいいのですが、そんな完璧にできるわけないだろう!というのがシンママの私の感想です。現代は仕事を持つ母親が多いのです。
欧米では、普通にベビーシッターに頼んだり、友人同志子どもを預かったり、独りで子育てするという感覚はあまりありません。
もし近くに親や親戚がいる場合は、お手伝いを頼んだり、身近に頼れる人がいない場合は、市のファミリーサポートを使うのも方法です。ベビーシッターや託児所は、結構高いです。1時間1500円くらいしてしょっちゅう見てもらうにはハードルが高いのですが、ファミリーサポートは、半分ボランティアのようなので、私の住んでいる市では、30分400円で頼むことができます。
少しお散歩に連れて行ってもらえたり、お出かけしたいので、2時間だけとか、送り迎えを頼んだりするには、そんなに負担ではない金額です。
ただし、自閉症のお子さんの場合は、人との相性があると思うので、良い人が見つかれば、同じ方にお願いするのが良いです。市内での活動だけになりますが、(お隣の市まで子どもを送迎等、はできないそうです)ちょっとしたヘルプがいる時には活用できます。
必要な場合はお住まいの市の方に問い合わせてみて下さい。
ペアレントトレーニングを受ける
自閉症児の親がペアレントトレーニングを受けることは、大変有益です。ペアレントトレーニングは、子どもの発達や振る舞いに対処するスキルや戦略を親に提供し、子どもの成長と家族の生活の質を向上させることを目的としています。専門のトレーナーがサポートし、親がより理解し、効果的なコミュニケーションや行動を取ることを支援します。
自閉症や発達障害に対する理解が深まり、それまで子どものわけのわからない行動や、こだわり、日常生活での困りごとなど、なぜ、そのような行動をするのかいう理由や対処法がわかると、子どもが求めるニーズに応えられたり、コミュニケーションが取れるようになり、子どもとの関係が良くなります。
それまで、ついつい怒鳴ってしまったり、イライラが募り、悪循環を繰り返していたようなものが親の対応が変わると、子どもが変わることがあります。これがペアレントトレーニングの大きな効果だと思います。
自閉症の子を育てることは、大きなストレス抱える状況となることがあります。ペアレントトレーニングを受けると、リラックス技術も学ぶことができ、育児に対するストレスを軽減できる可能性もあります。
ペアレントトレーニングを受ける方法はいくつかあります。以下の方法を参考にして下さい。
- 専門家やカウンセラーを探す: 子供の発達に詳しい専門家や心理カウンセラーを探し、ペアレントトレーニングを提供しているか確認してください。
- 療育センターを訪れる: 地域の療育センターや子供の発達支援施設を訪れ、ペアレントトレーニングのプログラムやサポートを問い合わせてみてください。先程出てきたリタリコさんでも、ペアレントトレーニングを実施しています。有料講座です。https://junior.litalico.jp/parent-service/training/ 何名受けても同金額なので、家族で受けて情報をしっかり共有しておくと良いと思います。
- オンラインリソースを活用する: インターネット上にはオンラインで受講できるペアレントトレーニングのプログラムやリソースがあります。これらを活用して学習することもできます。こちらの場合は、自分で検索し、学んで行く必要があります。
- サポートグループに参加する: 地域のサポートグループに所属し、他の親と情報を共有したり、トレーニングの機会を得ることができるかもしれません。
- 医療保険を確認する: 医療保険がペアレントトレーニングをカバーしている場合もありますので、保険のカバレッジを確認してください。
私はたまたま自分の職の中で、発達障害児についての勉強会があり、ペアトレに過去に参加したことがあります。とても参考になりました。
今ではネットから色々検索できる便利な時代なので、自分で調べることもよし、対面でしっかり(家族で)学んでいくことも今後の子どもとの人生においては、とても大事だと感じています。
発達障害を持つ子は環境が全てだと言っていいほどだと思っています。一番身近な家族が理解し、良いコミュニケーションが取れると、子どもにも必ずポジティブな変化が起こり得ます。
自分を責めない
私が陥りがちな試みです。どうしても、妊娠中に夫との関係が悪くなり、ストレスをためてしまったせいで、子どもが自閉症になってしまった。という念が頭をよぎり、自分を責め続けていました。それは今でも起こります。
自閉症の子どもを育てることは、大きな挑戦であり、子育ての難関コースです。
しかし、妊娠中のストレスはもちろん良くありませんが、それと子どもが自閉症との因果関係はわかりようがなく、後悔と自責からは何も生まれないのです。
完璧な親はおらず、自分を責めずに寛容な心で前向きに息子と向き合うことが、息子のためにもなるのだと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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