迷路の練習を初めて1年以上になります。
元々、指先の力が弱くて鉛筆作業が好きではなかったのですが、毎日少しずつ無理がない程度に継続を意識して取り組んできました。
最初は、線や枠を無視してぐちゃぐちゃ。
半年以上すぎても、全くできず壊滅的。
それでも毎日1枚進めてきました。
そしたら、ここ最近、やっとゴールまで進める兆しが見えてきました!
ずっとぐちゃぐちゃだったのが、線になってきて、ゴールを意識しているのが見えてきて嬉しかったです。まだ見た目はぐちゃぐちゃですが、これでもだいぶ進歩しました。
迷路の効果
集中力が育つ
ゴールまでどうやっていけばいいかを考えながら進むことで、集中力•判断力が養われます。
全体を見ながら、鉛筆より少し先を見ながら、行ける道をどんどん探して行く中で、その時間はしっかりと集中できます
子どもに合わせて難易度を少しずつ上げていくとさらに集中力がついていきます。
運筆力
くねくねしたり、ギザギザ、曲線を自然と描くようになるので、文字を書く際に必要な技術を自然と身につけられます。複雑になるにつれ、小さい文字を書く技術にも繋がります。
最初から文字の練習をするより、線描きや迷路で運筆をしてからの方がスムーズです。
息子の場合、プリント学習は拒否していましたが、迷路はなんとか鉛筆を握り、座ってくれました。
思考力
全体を見て判断し、どの道を進めばゴールできるかかの思考力を育てることができます。
やる前に数秒ほど迷路の全体を見せて、スタートとゴールを確認し道筋を目で追います。
そうすると、むやみに鉛筆を走らせて別れ道で迷ってしまったり、ぶつかることが減ります。
自閉症中度の息子の場合は
前述した通り、鉛筆を持つ力が弱いと楽しめなくて、迷路を自分からやりたい気持ちは本人は全く無いようでした。なので、とにかく迷路と平衡して、線描きもずっとやっていました。
迷路になると、「一緒に」と言わんばかりに私と一緒に鉛筆を持って、見ているだけでした。
現在5歳(年長)ですが、2歳分くらい難易度を落としたシンプルなもので行っています。
最初は本当に線や枠を全く意識しない。スタートした瞬間にピューっとめちゃくちゃ描いてしまっていました。
これは長い道のりだな 泣
ただし、線描きや迷路の運筆が上手くできないことには、字をまともに書くことはできないので、長ーい目で見ることにしました。
自閉症の子に根気つよく教えて、出来るようになる道のりは、定型児の何十倍も時間がかかります。
とにかくゆっくりです。
しかし、「塵も積もれば山となる」で、1年前のことを思い出すと、進歩してることも確実にあります。
気長にやって行きましょう!
とにかくたくさん線を描かせる
たくさんの殴り描きを経験させておくと、力加減を理解するようになり、迷路でいう「ゴール」するという素地も自然と身について行きます。
殴り書きから、線をなぞる作業へステップアップ、そこから「思考」を使う迷路のルールを理解させるように説明します。
鉛筆でやる前に、指でやってみる
全体の像を見せてからは、一旦指でやって見ます。指でも上手く動かせない場合は、必ずお手本を見せます。
自閉症の子は、言語での説明のみでは、理解が難しい傾向があるので、言葉を添えて、手も添えてやって説明されるとだんだん理解して行きます。
スタートとゴールの最初数センチにマーカーで印を描いておく
スタートとゴールを見つけるのが、まずは難しい場合には、あらかじめマーカーで印をつけてあげるとわかりやすいです。
同じものを何回もする
変化が苦手なうちの子は、同じものを何回も取り組むと、やり方を理解し、見覚えのある迷路に安心しているような様子でした。
回数を重ねるごとに、鉛筆の走らせ方を覚えるようになり、ゴールするまでの時間が短くなります。
この時脳はフル回転している状態です。
ゴールまでどうやっていくか→分析→処理(実際に手を動かす)このような一連の作業が、脳内では活発に行われています。
まとめ
5歳になって、ようやくなぞりや簡単な迷路ができるようになりました。
これは、まず運動が大事な根本である。というのと、毎日コツコツの作業のおかげです。
何もしなければ今でも、なぞり描きすらできていなかったと思います。
まだ白紙の紙に文字を書くことはできませんんが、迷路が少しずつ形になってきたことは、大きな一歩となりました。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
子どもに英語(その他外国語でも)を学ぶ環境を与えてあげることは、後の子どもの財産となります。
息子も音の過敏性があり、英語・フランス語は耳に心地よいようです。さまざまなオンラインや対面での学習法があり、便利な時代になったと思います。
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