息子の挑戦

息子のこと

自閉症の息子がインターナショナルスクールへ

4月に入って少し経ちます。

世間では今日が入学式の学校が多かったと思います。息子は去年9月に赤ちゃんクラスから通っていた保育所を退所し、インターナショナルスクールへ通うことになりました。

私

保育所→公立学校か特別支援学校という流れを考えていましたが、思いきった理由は

•息子が日本語より英語やフランス語の方を好み、発語が多かった

•保育所に行くのを嫌がり毎日が大変

•インターは高校までエスカレーターのため、進路に悩まなくてよい(学校による)

とはいえ、本当に公立から外れてやっていけるか?

学校はどこまで対応してくれるか?

日本語ではないのについていけるのか?

不安は色々ありましたが、結果を先に言うと思い切った決断をして良かったです。

自閉症の息子がインターナショナルスクールに通う場合

何を言ってもまず、その学校が自閉症児を受け入れてくれるのか、特別支援教育プログラムを提供しているかどうか確認することが重要です。

多くのインターナショナルスクールは特別支援教育を提供しており、個々のニーズに合わせた支援をしてくれます。

ただし、特別支援に対応していない学校もあります。最初に校長と面談をし、聞いた方がよいです。

私

実際に2校見学に行きましたが、1つは特別支援をしておらず諦めました。

学校とのコミュニケーションを密にし、息子の進捗状況や必要な支援について定期的に話し合うことが大切です。学校によっては、保護者のどちらかか英語を話せるというのが条件のところもあります。

外国語での挑戦

以前療育に通っていた際、言葉の相談をしたことがあります。

その際に自閉症のお子さんで、英語や外国語の方を好む子は意外に多い。と聞いた事があります。

外国語の音域が耳に心地よかったりするのかな?

不思議です。

工作も参加するようになりました。

元々日本語の発語の方が少なかった息子にとっては、集団行動の多い保育所の方がしんどかったのかもしれません。

先生は可愛がってくださり、色々と工夫をしてくれていたと思いますが、息子はいつも登所を嫌がり、毎朝憂鬱でした。

保育所では加配の先生が世話をしてくださり、身の回りのことも配慮があり、保育所生活はやっていけたと思います。

重要なのは、学校が特別支援教育を提供しているかどうか、そして個々のニーズに適したサポートがあるかどうかです。

外国語の学校での環境には新しい言語や文化に適応する必要がありますが、その過程において支援がなければ、学校生活が難しくなってしまいます。

そうなると、またまた学校が嫌になってしまう。という恐れがありました。

息子の能力や興味を考慮しながら、本人に合う学校を選択することが重要です。

私も最終的には、何度か慣らし保育を受けたのち、息子がYESであれば迷わずに決めようと思いました。

慣れていくのに時間をかける

最初に学校へ行った時は、予想通り泣いていました。

私は姿を消し、外で待っていましたがずっと息子の泣き声が聞こえてきました。

私

全てが違うから当たり前か‥

と思いながらも、もしかして合わないかなと最初は心配しました。

そして不安な部分を先生に相談してみたところ、

学校からの提案は、まず学年を下げる。ということでした、

以前から通っている子達に比べると、息子は言葉の理解もルーティンもこれから。

いきなり入学してすぐ小学生になるより、まずは幼児クラスからスタートすることになりました。

学年を下げるというのは日本の学校ではできないので、私は逆にありがたかったです。

まずは2時間ステイ。

慣れたら昼食まで。と最初は短く、そして本人がやりたいことを禁止せずに、学校や先生に慣れてもらうことを目標に通うことになりました。

それが3ヶ月続きました。(6歳息子の慣らしの割にはとても長い気がしますが)

慣らしのプロセスはより配慮が必要で、私にとっては長かったのですが、息子には良かったようです。おかけで先生にもすっかりなついたようです。

最初は輪の中に入ることもなく、別の部屋に行ってしまったり、1人違うことをしたりしていたそうですが、特に咎められることもなくゆっくり慣れていったおかげで、息子は、学校に対してプラスのイメージを持つことができました。

根気が大事なんですね。

学校のサポート

保育所と違い、幼稚園=学校という区分になり、クラスでは読み書きの練習があります。

しかし、書くことが苦手な息子は、みんなと同じようにはできませんでした。

ワークが苦手な息子はまず、個別でデスクが用意され、砂に字を書くという作業から始まりました。

これなら遊び感覚で取り組めて、かつ感触にもうったえるような教具でした。

他にも、宿題は主にiPadでできるよう、アプリでアルファベットワークの課題があり、これは息子も抵抗なく取り組んでいました。

指先に力がないので、鉛筆を持つペーパーワークばかりやるよりは精神的負担も軽減されたようでした。

最初はとにかく言語の理解が大事でした。

先生の言葉をまず理解できるように努め、3ヶ月ほど経つと、

保育所に行っていた時よりも少しずつ語彙が増えてきて、学校でも友達の中に入るようになってきたようです。

まだまだコミュニケーションは難しいですが、輪の中に入っていくという行為は大きな変化だと感じました。

成長したと感じます。

感想

まだ1年も経ちませんが、息子は気に入って通っています。

学校選ぶことは、通学、経済状態、支援など色々なことを考慮して決めなければならず、距離も1番のネックでした。

特別支援学校ならバスで送り迎えがあり安心ですが、今の学校は長時間電車に乗らなければならず、もちろん付き添いが必要です。

仕事をしながら、送迎ボランティアの方や親に頼りながら通っています。

決める前には、いろんな世代の方や、療育の先生、医師にも相談してみましたが、

ほとんどの方がインターに入れることに賛成でした。

息子の場合は、フレキシブルな対応が必須で、学年を下げたり、学習法を提案してくれる場所は、私も安心できるため、ありがたい対応です。

外で習い事が出来きない息子にとって、学ぶ場は大事であり、学校が全てです。

距離という大きなデメリットを上回るメリットがありました。

まだまだ、嫌がる時もくるかもしれません。

それでも、息子が何かを「できたー!」と言って喜んでいる姿をみれるのが嬉しいです。

私

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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