自閉症、感触に過敏な子は料理でトレーニング

息子のこと

私

自閉症や感触過敏の人にとって、料理は良いアクティビティになります。

料理は、おうちでリラックスした環境を整えて、食材の触感や香りを楽しむことができます。

食育にも繋がり、生活そする上での訓練となり、お母さんとの良い時間にもなります。

ただし、個々の人によって異なるので、その人の興味や快適さに合わせながらすることが大事です。

ゆっくり始める

焦らず、簡単なレシピから始めることで、負担なく始めるできます。例えば、サンドイッチやサラダなど、簡単で触感が少ない料理から始めましょう。

料理を始める適切な年齢は個人によって異なりますが、一般的には子どもが興味を持ち始めるのは4歳から6歳の間です。

幼い子どもでも簡単な作業や安全なことから始めることができます。

具体的な年齢よりも、興味や成熟度、安全性を考慮して、子どもが料理を始める時期を決めることが大事です。

親や保護者が子どもと一緒に楽しく料理を行うことで、子どもが興味を持ち、安全に料理を学ぶことができ、親子の良い時間にもなることでしょう!

私

特に気をつけなければならない包丁の使い方は、初めにやってはいけないことを伝えておきましょう!

手の動きを練習する

料理中に手を使うことで、感覚を刺激し、手の動きを練習することができます。生地をこねたり、野菜を切ったりすることで、感覚統合を促進します。

料理のお手伝いをしていると、自然と色々な感触の物に触れる機会が増えます。

野菜、豆腐、肉、ゴツゴツしたもの、ぬるぬるするものなど、色々ありますよね。

嫌がる場合は無理せずに、包丁を使う場合の「猫の手」や、お米の研ぎ方、パンのこねかた等、見せてあげましょう。

デモンストレーション

手の動きを実演することで、視覚的な学習を促進します。指示だけでなく、実際に見せることで、模倣しやすくなります。

言葉だけでの指示では難しい場合があります、まずは見て学んでもらいましょう。

ハンズオン指導

生徒や参加者が直接手を動かして作業することで、手の動きを実践的に学ぶことができます。手を使って課題をこなすことで、実際の体験を通じてスキルを身につけます。

なかなか思い通りに手を動かせない場合は、補助しつつ焦らず伝えていきましょう。

フィードバックと練習

手の動きを行う際に、適切なフィードバックを提供し、必要に応じて練習を続けることで、スキルを向上させることができます。繰り返しの練習を通じて、手の動きを自然に身につけることができます。

ビジュアル支援

手の動きを示すビジュアル支援(写真や図など)を活用することで、視覚的な補助を提供します。ビジュアル支援を通じて、手の動きを理解しやすくなります。

やって見せると同じような感じです。

プラクティスセッション

手の動きを向上させるための特別な練習セッションを設けることで、集中的にスキルを磨くことができます。手の動きに焦点を当てた練習を通じて、自信を高めることができます。

好きな食材を選ぶ

個々の好みや興味に合わせて、料理に使用する食材を選ぶことが重要です。好きな食材を使うことで、興味を持って料理に取り組むことができます。

簡単なメニューの例

  • フルーツサラダ‥色とりどりのフルーツを切ってボウルに入れ、蜂蜜やオレンジジュースで甘みを加えます。子供が好きなフルーツを選んで、一緒に盛り付ける楽しみもあります。
  • サンドイッチ‥パンに好きな具材を挟んで簡単なサンドイッチを作ります。チーズやハム、野菜、マヨネーズなど、好きなものを組み合わせてみましょう。
  • グラノーラバー‥オーツ麦、ナッツ、ドライフルーツなどの材料を混ぜて、蜂蜜やメープルシロップで結合させます。冷蔵庫で冷やしてからカットして、手軽なスナックとして楽しめます。
  • ピザトースト‥パンにトマトソースやピザソースを塗り、好きな具材をトッピングします。チーズをたっぷり乗せて、オーブンで焼いて完成です。
  • フルーツスムージー‥お気に入りのフルーツやヨーグルト、果汁をブレンダーにかけて、滑らかなスムージーにします。冷凍フルーツを使えば、さらに爽やかな飲み物が楽しめます。
入れて混ぜるだけ!

普段、意識しないと、意外と子ども自身は、材料を意識しないで食べていることがあります。

カレーの材料は何か、旬の食材は何か、教えてあげながらやると食育にも繋がりますね。

安定した環境を整える

料理をする場所や時間を決めて、安定した環境を整えることが大切です。騒音や混乱を避け、リラックスした雰囲気を作ることで、集中力を高めることができます。

ポジティブフィードバック

料理をやってみたことに対して、ポジティブなフィードバックをすることで、自信を育むことができます。

成功体験を積み重ねることで、料理への興味や自己肯定感を高めることができます。

「野菜を上手に切れたね」「とても美味しそう」「お母さん嬉しい」などの言葉がけを積極的に行いましょう。

無関心な場合には

興味をひく食材を使う

子どもの興味や関心を引くような料理や食材を選ぶことが大切です。

興味を持っている食材や料理の特徴について学び、それに基づいて活動を計画します。

フルーツが好きならフルーツサラダ、芋が好きならスイートポテトなんかも良さそうです。

好きな果物等

リラックス、安心できる環境

子どもがリラックスできる環境を整えることが重要です。無関心な場合は、強制するのではなく、自由意志を尊重して参加を促します。

いきなりパニックになったりしないよう、常にリラックスムードは大事です。

ポジティブ体験

彼らがポジティブな経験を積むことができるよう、簡単で成功体験が得られる活動を提供します。成功体験は、興味や関心を引き出すための重要な要素です。

時間をかける

無関心な場合でも、彼らが興味を持つ可能性があることを考慮して、時間をかけて関心を引くように努めます。

焦らずに、彼らのペースで取り組むことが重要です。

息子とマフィンを作ってみた

先日のバレンタインデーに、無印良品のキットで、一緒に作ってみました。

バター、粉、卵を混ぜたらカップに入れて

チョコチップをつまみ食い

上にチョコレートを乗せて

オーブンへ

バターや粉を混ぜて、オーブンで焼くとケーキになる。この過程を見てもらいたかったわけですが。

失敗しないマフィン、ありがたい

息子は特に反応せず、やはり上のチョコチップだけ食べていました。

最初はなんでもほとんど反応がなく、こちらが期待していたものとは違いましたが、これからも時々クッキングをしながら、手の動き、感触、食材に関して、諦めずに子どもに伝えていきたいと思う私でした。

私

ケーキが何からできているか、ということを実際に目で見てもらいたかったのです。

粉・卵それぞれの材料の原型は美味しくなくても、それを混ぜて丁寧に調理すると美味しいケーキができます。まるで人生のようです。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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